キングカメハメハの産駒傾向
競走馬引退後は総額21億円の種牡馬シンジケートが組まれ(国内調教馬としては当時の史上最高額)、北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションに種牡馬として繋養され、2005年より供用が開始されている。2006年7月11日ノーザンホースパークにおいて行われたセレクトセールにて、初年度産駒の当歳牝馬(母:トゥザヴィクトリー)が6億円という当歳世界最高額で落札され話題となった。競走馬としての抜群の実績はもちろん、サンデーサイレンスの血を持たないため、サンデーサイレンスの血を持つ繁殖牝馬を所有する生産者の人気も高く、2010年には年間種付頭数266頭の日本記録を達成している[1]。 2008年より初年度産駒が競走馬デビューし、5月29日に旭川競馬場で行われたルーキーチャレンジをマサノシャルナが制し、産駒が初勝利。8月10日にはフィフスペトルが函館2歳ステークスを制し、産駒がJRA重賞初勝利。フィフスペトル以外の初年度産駒もコンスタントに賞金を稼ぎ、1994年のサンデーサイレンス以来となる、フレッシュサイアーによる2歳リーディングを獲得した。 2009年、アパパネが阪神ジュベナイルフィリーズを制しGI(JpnI)初勝利を挙げると、翌週の朝日杯フューチュリティステークスもローズキングダムが制し、史上初めて産駒が同一年で両2歳GIを制覇するという快挙を成し遂げる。またローズキングダム、アパパネがそれぞれ最優秀2歳牡馬、最優秀2歳牝馬に選出され、優駿賞当時にライジン、テスコガビーが選出されたテスコボーイ以来35年ぶりとなる、同一年度に牡牝のJRA賞最優秀2歳馬を出した種牡馬となった[2]。この2頭の活躍もあり、2歳馬獲得賞金が4億円を突破、種牡馬デビューから2年連続で2歳リーディングに輝いた。いずれもサンデーサイレンス以来の快記録。 2010年は前年活躍したアパパネが牝馬三冠を達成し、ローズキングダムがジャパンカップを制するなど、産駒がGI4勝を含むJRA重賞9勝の活躍。3年連続の2歳リーディングは成らなかったものの、全体では2位に12億円以上の大差をつけて中央および全国リーディングサイアーに輝いた。サンデーサイレンス系以外の種牡馬がリーディングサイアーとなったのは16年ぶりのことである。また、JRA年間179勝はクモハタの157勝を抜き、内国産種牡馬のJRA年間勝利数の新記録となった。
キングカメハメハの逸話
デビュー時の評判は高くなかったものの、潜在能力の高さに厩舎関係者は惚れこんでいた。 クロフネやタニノギムレットなど、一流馬の背中を知る攻め専が、新馬前に本馬場で追い切った時に、 当時、目立たなかったキングカメハメハを松田国厩舎のレポートにこう書いてあったという。 「これ程の馬に乗ったのは久々だよ」と・・怪我での引退が惜しまれる。